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日蓮宗の歴史と教え

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日蓮宗の歴史と教え

日蓮宗の歴史と教え

2024/03/11

当社とお付き合いのあるお寺様には日蓮宗のお寺様があり、

今回はその日蓮宗について解説いたします。

 

日蓮宗の歴史

平安時代中期から鎌倉時代初期にかけて、大地震や噴火などの災害が各地で多発し、貴族社会から武家社会へ移り変わる中で戦乱が繰り返され、飢饉や疫病で苦しむ人々が後を絶ちませんでした。

そのような社会的混乱や不安が広がる中で、仏様の教えにより人々を救おうとさまざまな宗派が生まれることになります。その一つが日蓮によって開かれた日蓮宗です。

16歳で出家し、比叡山や高野山などで修業を積んでいた日蓮は、妙法蓮華経(法華経)こそが仏教を説いた釈迦の唯一の教えであると確信します。そして、「天変地異が繰り返されるのは邪法や悪法が世間に広まっているからだ」と説いた『立正安国論』を執権北条時頼へ提出しますが、その内容を幕府に危惧され伊豆に流罪されてしまいます。しかし日蓮はそういった数々の迫害を乗り越え、1253年(建長5年)にはお釈迦様による法華経の教えをよりどころする日蓮宗を立教し、布教につとめました。

現在、日蓮宗寺院は全国に5,300ヵ寺あります。日蓮は晩年を山梨県で過ごし、日蓮と弟子によってたくさんの寺が開かれたため、山梨県は特に日蓮宗を信仰する人々が多い地域となっています。

 

日蓮宗の教え

 

宗派名に日本人の宗祖の名前が使われているのは、13ある宗派の中でも日蓮宗だけです。それほど日蓮宗は、日蓮が与えた多大な存在意義が深く反映されている宗派であるといえるでしょう。
日蓮宗ではお釈迦様が説かれた教え、妙法蓮華経(法華経)を何よりも大切にしています。日蓮は、法華経はお釈迦様の心そのものを表したもので、題目である「南無妙法蓮華経」の7文字こそ功徳のすべてであると考えました。

当時、法華経以外の経典では、女性や武士をはじめとする一部の人々は成仏できないとされていました。その状況下で、法華経の説く「差別なく万人を平等に成仏できる」という仏教思想の原点に今こそ戻るべきであるとした日蓮の教えは、当時の仏教界に新たな風を吹き込んだのです。

 

仏教の中でも様々な考えがあります。

皆さまも菩提寺の教えを知って先祖と向き合う時間を過ごしていただければと思います。

 

新日本石材㈱ 酒田

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