墓前灯篭の意味と用途
2022/12/12
今回はお墓の前に置く灯篭の意味について解説いたします!
灯篭とは、仏教とともに中国大陸から伝わったとされる日本の伝統的な照明器具の1つです。
日本では神社や仏前に対する献灯としての役割もあり、古くは仏殿の手前に置かれました。
灯篭の中でも墓前に建てられたものを、墓前灯篭と呼びます。墓前灯篭には、あの世でご先祖様や故人が道に迷ってしまわないようにする道灯りの役割と、暗闇を明るく照らして邪気を払う目的があると言われています。
また、墓前灯篭は故人を神仏の元に導くと考えられています。電灯や照明が少なかった時代には、お墓参りに来る方々が迷うことのないように目印としての役目も担っていたそうです。
現代ではそういった意味合いは薄れ、お墓の景観をよくするためのものとして、デザイン面を重視して建てられることが増えています。一対で建てられることが一般的ですが、区画の大きさなどによって1つのみということもあります。この場合は右側に建てられるのが一般的です。仏式では丸型、神式では角型の墓前灯篭が建てられることが多いようです。
今ではお墓の装飾となっていることも多い灯篭ですが、現代にも伝わっている風習なので大切にしたいですね。
当社でも灯篭を使ったお墓を数多く建てておりますので、是非ご相談ください!
新日本石材㈱ 酒田